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食品づくりにこめる我々の思い

当社は精肉卸問屋の創業から100余年、ハム・ソーセージをつくり始めて70余年となりますが、そのころからつくり続けている「花ソーセージ」という商品があります。
スライスするとその断面が桜の花の様な形となるのが特徴のソーセージですが、なぜ今日にいたるまでお客様にご愛顧いただけているのだろうか、と考えてみました。いろいろな理由があるとは思いますが、その一つとして、「お客様一人ひとりの良き思い出と強く結びついているからではないか」と考えています。

これまで「花ソーセージ」にまつわるエピソードを多くのお客様からいただきました。
例えば、「自分の幼いころの遠足や運動会のお弁当に入っていた思い出の味で、ご結婚されて自分のお子さんのお弁当にも入れていたという方がいらっしゃったのですが、今ではそのお子さんのお子さん、つまりお孫さんのお弁当にも『花ソーセージ』が入っていて、三世代にわたってお弁当を彩る一品となっている。」というお話がありました。形が花、桜ですので、合格イコール「サクラサク」ということで、受験生を持つご家庭の
食卓に出ていた、またお弁当に入れていた、受験生ご本人もこの「花ソーセージ」に
励まされた、というお話もありました。

このようなお客様の良き思い出、心の中にあるあたたかいものと共にある、「花ソーセージ」とはそのような商品ではないのかな、と様々なエピソードを通じて気づくことができ、そのことは当社の食品メーカーとしてのあり方を明確にしてくれました。

食品メーカーとして、おいしさの追求、安全・安心の追求はもちろんですが、なにより我々が目指すところは「心が豊かとなる食品づくり」であること、それが食品づくりに
こめる我々の思いです。お客様の笑顔のために幸福ならぬ「口福(こうふく)」をお届けすることに精一杯努めてまいります。

福原治彦

代表取締役社長 福原治彦